健康にいい!低脂肪牛乳に含まれる栄養と健康効果7選について
低脂肪牛乳とは、生乳から乳脂肪分を除去したもののことで、200mlあたりのカロリーは95キロカロリーほどで、カルシウムやビタミンB2、炭水化物などの栄養を多く含んでいるのが特徴です。そんな低脂肪牛乳には一体どんな栄養が含まれていて、どのような健康効果があるのでしょうか。今回は低脂肪牛乳に含まれる栄養と健康効果7選についてお伝えしていきます。
- 健康にいい!低脂肪牛乳に含まれる栄養と健康効果7選について
- 低脂肪牛乳に含まれる栄養と健康効果7選について
- 免疫力アップ
- 疲労回復
- 高血圧の予防
- 目の健康維持
- 骨や歯の健康維持
- 精神の安定
- 美肌効果
- 最後に
低脂肪牛乳に含まれる栄養と健康効果7選について
低脂肪牛乳には、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンA、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸)、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンなどの栄養が含まれていて、「免疫力アップ」「疲労回復」「高血圧の予防」「目の健康維持」「骨や歯の健康維持」「精神の安定」「美肌効果」などの健康効果があります。
免疫力アップ
偏った食生活や、加齢、冷え、ストレスなどが原因で免疫力が低下してしまうと、風邪やインフルエンザなどのウイルス感染や食中毒などの細菌感染を起こしやすくなってしまいます。低脂肪牛乳に含まれているタンパク質には白血球などの免疫細胞や、免疫に関わる酵素の材料となり免疫力をアップする効果があります。また、血管の強化や気管支の粘膜を正常に保ち、成長を促進させ、免疫細胞の働きを活発にすることによって、喉や鼻の粘膜を強化して、ウイルスの侵入を防ぐ効果があるビタミンAや、免疫機能を維持する効果のある免疫グロブリンという抗体の生成に関与するビタミンB6、免疫の為に必要なタンパク質の生成を助ける働きがあるパントテン酸や、細胞がウイルスや細菌に感染するとシグナルとなって免疫細胞を活性化させる働きがある亜鉛なども含まれているので、低脂肪牛乳には免疫力をアップする効果があると言えます。
疲労回復
人間の身体は、病気、栄養不足、運動不足、睡眠不足、ストレスなどによって、疲れてしまうと疲労状態になってしまいます。低脂肪牛乳に含まれるビタミンB群には、エネルギーを生み出すために欠かせない三大栄養素である糖質、脂質、タンパク質の分解や、代謝に必要な酵素を補酵素としてサポートする重要な働きがあり、エネルギー不足による疲労を防ぐ効果があります。また、筋肉を修復することで、筋肉が弱り、内臓の働きが衰えて疲労しやすくなるのを防ぐ働きがあるタンパク質や、血糖値を正常な値に維持することで疲れにくくする働きがある炭水化物(糖質)なども含まれているので、低脂肪牛乳には疲労を回復する効果があると言えます。
高血圧の予防
偏った食生活、肥満、喫煙、過度な飲酒、ストレスなどが原因で血圧が高くなってしまうと高血圧になってしまいますが、低脂肪牛乳に含まれるカリウムには高血圧の原因の一つである過剰に摂取しすぎたナトリウム(塩分)を排出し、体内の水分濃度を調整する働きがあります。また、血管を緩めることで、血圧の上昇を抑える働きがあるマグネシウムや、体内で使用されたナトリウムの排出を促進し血圧を下げる働きがあるタンパクなども含まれているので、低脂肪牛乳には高血圧を予防する効果があると言えます。
目の健康維持
テレビ、スマートフォン、インターネットなどを長時間使い続けてしまうと目が疲れてしまいますが、低脂肪牛乳に含まれるビタミンAには、目の結膜を活性化させる働きによって、目の潤いを保つのをサポートする効果や視覚情報を脳に伝えるロドプシンという物質の再合成を促進する働きなどがあります。また、目の周辺の筋肉の疲れを和らげる働きがあるビタミンB1や、目の粘膜を正常にする働きがあるビタミンB2、目の水晶体の代謝と免疫機能を高める働きがあるビタミンB6や、視神経の機能を正常にする働きがあるビタミンB12、視神経の伝達をサポートする働きがある亜鉛なども含まれているので、低脂肪牛乳には目を健康に維持する効果があると言えます。
骨や歯の健康維持
カルシウムが不足してしまうと、血液中のカルシウム濃度を一定に保つために、骨に貯蔵されているカルシウムを血液中に溶かし出し、カルシウム濃度を一定に保ちます。なので、カルシウム不足が長期間に渡って続いてしまうと、骨がもろくなり、骨粗鬆症や軟骨化症などの病気になりやすくなってしまいます。低脂肪牛乳には骨や歯を作るのに必要な主成分であるカルシウムが含まれています。また、カルシウムが骨から溶け出してしまい、骨密度が下がるのを防ぐ効果があるマグネシウムや、カルシウムやマグネシウムと結びついて、「リン酸カルシウム」や「リン酸マグネシウム」となって骨や歯を形成する働きがあるリンなどの栄養が含まれているので、低脂肪牛乳には骨や歯を健康に維持する効果があると言えます。
精神の安定
現代社会はストレスを受けることがとても多く、ストレスをためて生活している方が増えています。人間の身体はストレスを感じると、その状況に対応するためにストレスを緩和する働きがある副腎皮質ホルモン(抗ストレスホルモン)を分泌します。低脂肪牛乳にはこの抗ストレスホルモンの合成を促進する働きによってストレスを緩和する効果があるパントテン酸が含まれています。また、糖質の代謝を促進することでイライラの解消に効果があるビタミンB1や、神経の興奮や緊張を緩和する働きによって、神経機能や精神面が不調になるのを防ぐ効果のあるカルシウムなども含まれているので、低脂肪牛乳にはストレスを緩和し精神を安定させる効果があると言えます。
美肌効果
低脂肪牛乳に含まれるビタミンAには、肌のターンオーバーを正常に保ち、肌をスベスベにする働きがあります。また、血液循環を促すことでクマやくすみを改善する働きや、肌の新陳代謝を向上させるなどの効果があるナイアシンや、脂質の代謝に関与し過酸化脂質を分解する働きによって、過酸化脂質が原因のひとつとして考えられている大人ニキビを予防する効果のあるビタミンB2なども含まれているので、低脂肪牛乳には美肌効果があると言えます。
最後に
今回は低脂肪牛乳に含まれる栄養と健康効果7選についてお伝えしました。低脂肪牛乳はビタミンやミネラルなどの栄養を含んでいて、「免疫力アップ」「疲労回復」「高血圧の予防」「目の健康維持」「骨や歯の健康維持」「精神の安定」「美肌効果」などの健康効果があるので、健康にいい!飲み物と言えます。