健康にいい!ちくわ(竹輪)に含まれる栄養と健康効果6選について

 

健康にいい!ちくわ(竹輪)に含まれる栄養と健康効果6選について

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ちくわ(竹輪)とは、スケソウダラ、サメ、トビウオ、ホッケなどの魚肉のすり身に塩や砂糖、デンプン、卵白などを加え練り、金属製の太い串に棒状に塗りつけ、焼く、蒸す、あるいは茹で上げたもののことで、焼いたものは焼き竹輪と呼ばれ、蒸したり茹でたりしたものは蒸し竹輪や白竹輪などと呼ばれます。チクワはそのまま食べても美味しいですが、筑前煮、おでん、野菜炒め、天ぷら、煮物、炒め物などにして食べても美味しいですよね。そんなチクワには一体どんな栄養が含まれていて、どのような健康効果があるのでしょうか。今回はチクワに含まれる栄養と健康効果6選についてお伝えしていきます。

 

 

ちくわ(竹輪)に含まれる栄養と健康効果6選について

チクワには、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンB群(ビタミンB1ビタミンB2ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12葉酸パントテン酸)、ビタミンD、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンなどの栄養が含まれていて、「疲労回復」「貧血の予防」「目の健康維持」「骨や歯の健康維持」「老化防止」「美肌効果」などの健康効果があります。

 

疲労回復

人間の身体は、病気、栄養不足、運動不足、睡眠不足、ストレスなどによって、疲れてしまうと疲労状態になってしまいます。チクワに含まれるビタミンB群には、エネルギーを生み出すために欠かせない三大栄養素である糖質、脂質、タンパク質の分解や、代謝に必要な酵素補酵素としてサポートする重要な働きがあり、エネルギー不足による疲労を防ぐ効果があります。また、筋肉を修復することで、筋肉が弱り、内臓の働きが衰えて疲労しやすくなるのを防ぐ働きがあるタンパク質や、血糖値を正常な値に維持することで疲れにくくする働きがある炭水化物(糖質)なども含まれているので、チクワには疲労を回復する効果があると言えます。

 

貧血の予防

血液中で酸素運搬の役割を果たすヘモグロビンを構成する重要な成分のひとつである鉄が不足してしまうと、ヘモグロビンが体内で生成されずに減少してしまい、貧血になってしまいます。チクワにはヘモグロビンを生成するのに必要な成分である鉄分が含まれています。また、ヘモグロビンを含有している赤血球の生成を促す働きがあるビタミンB群のひとつであるビタミンB12や、ホルモンバランスの調整や赤血球の中にあり血液中で鉄や酸素を運んでいるヘモグロビンを生成するのに必要なビタミンB6、異常な赤芽球が増えてしまい酸素が減って貧血になるのを防ぐ働きがある葉酸や、抗酸化作用によって体に身体に有害な活性酸素を除去し抑制することで、病気などの抵抗力を高めて全身の細胞に酸素を運んでいる赤血球の生成や血流を改善する働きがあるビタミンE、造血を助ける働きによって貧血を予防する効果がある亜鉛や銅なども含まれているので、チクワには貧血を予防する効果があると言えます。

 

目の健康維持

テレビや、スマートフォン、インターネットなどを長時間使い続けてしまうと目が疲れてしまいますが、チクワに含まれるビタミンEには抗酸化作用があり、この抗酸化作用には目を光障害から保護することで、パソコンやスマートフォンなどを長時間使用することによる眼精疲労の改善や、加齢性の目の病気である白内障や加齢黄斑変症などを予防する効果があります。また、目の周辺の筋肉の疲れを和らげる働きがあるビタミンB1や、目の粘膜を正常にする働きがあるビタミンB2、目の水晶体の代謝と免疫機能を高める働きがあるビタミンB6や、視神経の機能を正常にする働きがあるビタミンB12、視神経の伝達をサポートする働きがある亜鉛なども含まれているので、チクワには目を健康に維持する効果があると言えます。

 

骨や歯の健康維持

カルシウムが不足してしまうと、血液中のカルシウム濃度を一定に保つために、骨に貯蔵されているカルシウムを血液中に溶かし出し、カルシウム濃度を一定に保ちます。なので、カルシウム不足が長期間に渡って続いてしまうと、骨がもろくなり、骨粗鬆症や軟骨化症などの病気になりやすくなってしまいます。チクワには骨や歯を作るのに必要な主成分であるカルシウムが含まれています。また、カルシウムが骨から溶け出してしまい、骨密度が下がるのを防ぐ効果があるマグネシウムや、カルシウムやマグネシウムと結びついて、「リン酸カルシウム」や「リン酸マグネシウム」となって骨や歯を形成する働きがあるリン、吸収されにくいカルシウムの吸収を促進し、骨や歯を丈夫にして骨の強度を高める働きがあるビタミンDなども含まれています。ビタミンDは食品から摂取しなくても、日光を浴びることで人間の体内で合成されるビタミンですが、近年は日光を浴びる機会が少ない方や、紫外線を極度に避ける方などが増えているので、ビタミンDが不足している方が多くなっています。なので、これらの栄養を含んでいるチクワには骨や歯を健康に維持する効果があると言えます。

 

老化防止

体に侵入したウイルスや細菌を攻撃する働きがある活性酸素が過剰に働くと正常な細胞にも攻撃をしてしまいます。これにより細胞内や核酸、血管内などの体の様々な部位に悪影響を与えてしまい、老化の要因となってしまいます。チクワに含まれるビタミンEには抗酸化作用があり、増えすぎてしまった活性酸素を除去し抑制する働きによって、活性酸素が過剰に働き正常な細胞を攻撃してしまうのを防ぐ効果があるので、チクワには老化を防止する効果があると言えます。

 

美肌効果

チクワに含まれるナイアシンには血液循環を促すことで、クマやくすみを改善する働きや、肌の新陳代謝を向上させるなどの効果があります。また、脂質の代謝に関与し過酸化脂質を分解する働きによって、過酸化脂質が原因のひとつとして考えられている大人ニキビを予防する効果のあるビタミンB2や、抗酸化作用により体のサビと言われる過酸化物質が生成されるのを防ぎ、くすみの原因を作りにくくする働きがあるビタミンEなども含まれているので、チクワには美肌効果があると言えます。

 

最後に

今回はちくわ(竹輪)に含まれる栄養と健康効果6選についてお伝えしました。チクワはビタミンやミネラル、タンパク質や炭水化物などの栄養が含まれていて、「疲労回復」「貧血の予防」「目の健康維持」「骨や歯の健康維持」「老化防止」「美肌効果」などの健康効果があるので、健康にいい食品と言えます。