健康にいい!さつま芋に含まれる栄養と7つの健康効果について

 

健康にいい!さつま芋に含まれる栄養と7つの健康効果について

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秋の味覚の一つであるさつま芋。焼き芋やスイートポテトなんかは本当に美味しくて、

ついつい食べすぎてしまいますよね。また、さつま芋を食べるとオナラが出てしまうと

いうのはよくある話ですが、オナラを出にくくする方法があるのをご存知でしょうか。

さつま芋は皮ごと食べることで、皮に含まれる成分の効果でオナラが出にくくなりま

す。そんな安くて美味しいさつま芋には、どんな栄養が含まれていて、どのような健康

効果があるのでしょうか。今回はさつま芋に含まれる栄養と健康効果についてお伝えし

ていきます。

さつま芋に含まれる栄養と健康効果について

さつま芋には、糖質、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群(B1、B2、B6、葉酸、ナイ

アシン、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、カルシウム、

鉄、銅、亜鉛マグネシウムマンガン、リン、食物繊維、ヤラピン、ポリフェノール

(クロロゲン酸、タンニン)などの栄養が豊富に含まれていて、「免疫力アップ」「疲労

回復」「便秘解消」「がん予防」「高血圧の予防」「貧血の予防」「美肌効果」などの

健康効果があります。

 

免疫力アップ

さつま芋にはビタミンAが含まれていて、血管の強化や気管支の粘膜を正常に保ち成長

を促進させて免疫細胞の働きを活発にすることでウイルスの侵入を防ぐ効果がありま

す。また、肌の粘膜や弾力を保ち、ウイルスに対する抵抗力を保つ働きや、ウイルスの

増殖を阻止するインターフェロンの生成を促進する効果を持つビタミンCも含まれてい

るので、さつま芋は免疫力アップに効果があるといえます。

 

疲労回復

さつま芋にはエネルギーを生み出すために欠かせない糖質、脂質、タンパク質の三大栄

養素の分解や代謝に必要な酵素補酵素としてサポートする重要な役割を持つビタミン

B群が含まれています。また、増えすぎた活性酸素が正常な細胞を攻撃することで体の

機能を低下させ、疲労を感じやすくなってしまいますが、増えすぎた活性酸素を除去し

抑制する抗酸化作用を持つビタミンCも含まれていることから、さつま芋には疲労を回

復する効果があります。

 

便秘解消

さつま芋にはヤラピンという成分が含まれていて、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を

促進して、便を柔らかくしてくれる効果があります。また、さつま芋が豊富に含む不溶

性食物繊維にも腸内で水分を含んで数十倍に膨らんで腸壁を刺激して蠕動運動(ぜんどう

運動)を活発にする働きがあるので、便秘を解消するのに良いといえます。

 

ガン予防

ガンは日本人の三大死亡原因の1つとしてされていて、日本人の約3人に1人がガンで

亡くなっています。さつま芋には抗酸化作用を持つビβカロテン(ビタミンA)やビタミン

C、ビタミンEが含まれていて、この抗酸化作用にガンの原因物質である増えすぎてし

まった活性酸素を除去し抑制する効果があるので、さつま芋はガンを予防するのに良い

といえます。

 

高血圧の予防

偏った食生活、肥満、喫煙、過度な飲酒、ストレスなどが原因で血圧が高くなってしま

うと高血圧になってしまいますが、さつま芋に含まれるカリウムには高血圧の原因の一

つである過剰に摂取しすぎたナトリウム(塩分)を排出し、体内の水分濃度を調整する働

きがあります。また、さつま芋にはカルシウムも含まれているので、カルシウム不足に

よりカルシウム・パラドックスという血液中のカルシウムが増える現象が起きてしま

い、その結果、血圧が上昇するのを防ぐこともできます。このことから、さつま芋は高

血圧の予防に効果があります。

 

貧血の予防

血液中で酸素運搬の役割を果たすヘモグロビンを構成する重要な成分のひとつである鉄

が不足してしまうと、ヘモグロビンが体内で生成されずに減少してしまい、貧血になっ

てしまいます。さつま芋には、鉄や、ヘモグロビンを作るのに欠かせない銅や、腸から

の鉄分の吸収を高める働きを持つビタミンCなども含まれているので、貧血の予防に効

果があるといえます。

 

美肌効果

さつま芋には、リンゴの6倍のビタミンCが含まれています。このビタミンCには美肌

作りに欠かせない、コラーゲンの生成を助ける働きや、シミやソバカス、シワや肌荒

れ、ニキビの炎症などを防ぐ効果があります。また、皮膚の粘膜を形成するのを助けて

肌の角質化を防ぐ作用があり、肌荒れや、乾燥肌を防止してキメの細かいお肌を作るの

に役立ってくれるβカロテン(ビタミンA)も含まれているので、さつま芋には美肌効果が

あるといえます。


最後に

今回はさつま芋に含まれる栄養と健康効果についてお伝えしました。さつま芋を買うと

きはシミやシワ、痛みがあるものを避けて皮にハリがあって、色が均一なものを選ぶと

良いでしょう。また、さつま芋の食べ過ぎは腹痛や胃痛を引き起こしたり、便秘になっ

てしまったりすることもあるので、食べ過ぎには気を付けましょう。