健康にいい!舞茸(まいたけ)に含まれる栄養と6つの健康効果について
舞茸は、笠が無数に集まっているのが特徴で、まつたけ、しいたけ、しめじ、などのキ
ノコ類と同じく秋の味覚を代表する食材で、その名の由来は舞茸を見つけて食べた者が
嬉しさのあまり舞い踊ったということから名前がつけられたと言われています。たしか
に舞茸は炊き込みご飯や天ぷらなどで食べると舞い踊りたくなるくらい美味しいですよ
ね。そんな舞茸には、どのような栄養が含まれていて、どんな健康効果があるのでしょ
うか。今回はそんな舞茸に含まれる栄養と健康効果についてお伝えしていきます。
舞茸に含まれる栄養と6つの健康効果について
普段、私たちが食べている舞茸には、MD-フラクション、タンパク質、脂質、炭水化
物、食物繊維、カリウム、鉄分、亜鉛、ビタミン1、ビタミン2、ビタミン6、葉酸、
ナイアシンなどの栄養素が含まれていて、「がん抑制効果」「免疫力アップ」「疲労回
復」「便秘解消」「骨を丈夫にする」「ダイエット効果」などの6つの健康効果があります。
がん予防
舞茸にはMD-フラクションという舞茸特有の成分が含まれています。このMD-フラク
ションには、ナチュラルキラー細胞やマイクロファージなどの免疫機能を活性化させる
効果があり、免疫力を高めるとともにガンを抑制し改善する効果があります。また、
MD-フラクションとはキノコ類に含まれるβグルガンのことで、舞茸に含まれるβグル
ガンはキノコ類の中でもガンを抑制する効果が高いので、舞茸から成分を抽出して、そ
の成分に「A、B、C、D」と付け調べてみると4番目のDの成分に最も高い効果がある
ことが分かったので、そのDに舞茸のMを付けてMD-フラクションと名付けられたよう
です。
免疫力アップ
舞茸やキノコ類には食物繊維の一種であるβ-グルガンという成分が含まれています。β
-グルガンには腸内細菌を活性化させる効果や免疫力を高めて体外からのウイルスの侵
入を防ぎ風邪やインフルエンザなどを予防する効果があります。また、体力や臓器、免
疫力の機能向上を促進させる働きがあるビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタ
ミンB6、葉酸、などのビタミンB群も豊富に含まれているので、舞茸には免疫力をアッ
プする効果があると言えます。
疲労回復
舞茸には、ビタミンB群が多く含まれていて、その中でも特にビタミンB1が豊富に含ま
れています。このビタミンB1は「疲労回復のビタミン」と呼ばれていて、代謝の過程
で必要になる酵素の働きを助ける補酵素の役割をはたしており、糖質の代謝を助けてエ
ネルギーをつくり出す働きがあるので、ビタミンB1を豊富に含む舞茸は疲労回復に効
果があるとされています。
便秘解消
舞茸には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物
繊維がありますが、舞茸には不溶性食物繊維が豊富に含まれていています。この不溶性
食物繊維に便の体積を増やす、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を刺激して便秘を解消
するなどの働きがあるので、食物繊維を豊富に含む舞茸は便秘解消に効果的だといえま
す。
骨を丈夫にする
舞茸にはエルゴステロールという、きのこ特有の成分が豊富に含まれています。エルゴ
ステロールはシイタケなどのキノコ類に多く含まれていて、紫外線に当たるとエルゴカ
ルシフェロールというビタミンDに変化する栄養素です、この変化されたビタミンDに
カルシウムの吸収を促進し、骨や歯を丈夫にして骨の強度を高める作用があるので、舞
茸には骨を丈夫にする効果があります。また、人間も日光に当たることで体内のビタミ
ンDを増やすことができます。
ダイエット効果
舞茸にはMD-フラクションという成分が含まれていて、近年ダイエット効果があると
注目されています。このMD-フラクションという成分は舞茸特有の成分で、コレステ
ロールの吸収を抑える、コレステロールを排泄する、血糖値の上昇を緩やかにするなど
の働きがあるといわれていて、血糖値の上昇を緩やかにする働きは脂肪をつきにくい体
にしてくれる効果があるのでダイエットに良く。また、舞茸は脂肪の分解や燃焼に関わ
るキノコキトサンという成分が含まれていることや低カロリーということもあるので、
ダイエットに効果的な食材と言えます。