健康にいい!しらすに含まれる栄養と健康効果について

 

健康にいい!しらすに含まれる栄養と健康効果について

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シラスとは生後2~3ヶ月のカタクチイワシ、マイワシイカナゴ、ニシンなど

の稚魚のことをいいます。また、生しらす丼、しらす干し、ちりめんじゃこ、釜

揚げしらす、で食べると美味しいですよね。そんなシラスには、どのような栄養

が含まれていて、どんな健康効果があるのか知っていますか。今回はシラスに含

まれる栄養と健康効果についてお伝えしていきます。

シラスに含まれる栄養と健康効果について

シラスには、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)、カルシ

ウム、エラスチン、メチオニンナイアシンビタミンD、ビタミンB群、セラ

ン、ビオチン、カリウムマグネシウム、鉄分、銅、リン、亜鉛などの栄養素が

豊富に含まれていて、「骨や歯をつくる」「美肌効果」「肝機能アップ」「がん

予防」「精神安定効果」などの健康効果があります。

 

骨や歯をつくる

私たちの身体は至るところで代謝が行われていますが、骨も毎日のように新しい

骨を作り、壊して古くなった骨を吸収して、また新しく作ってというサイクルを

ずっと続けています。カルシウムが足りないと、古くなってしまった骨が壊され

るばかりで新しい骨が作れなくなってしまうので、骨の密度が薄くなってしまい

骨粗鬆症の症状が出やすくなってしまいますが、シラスに豊富に含まれるカルシ

ウムには骨や歯を強くする効果や骨密度を増やして、骨粗鬆症を予防する効果も

あります。また、シラスにカルシウムの吸収効率を高めることができるビタミン

Dやマグネシウムが含まれているので、カルシウムを摂るうえで、とても良い食

材です。

 

美肌効果

シラスにはエラスチンという栄養成分が含まれています。エラスチンは、しなや

かで弾力性のある肌を構成する重要な栄誉成分でゴムのような性質を持ち、肌の

張りや弾力を維持する効果や靭帯などの伸縮を維持する効果があり、コラーゲン

を結びつけるサポートをする働きがあるので、みずみずしい肌の源といえます。

また、シラスには血の流れを良くすることで、新陳代謝、くすみ、シミ、肌荒

れ、敏感肌、ニキビなどに良い、体内では作ることのできなDHA(ドコサヘキサ

エン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)も含まれているので美容にとても効果的と

言えます。

 

肝機能アップ

シラスにはメチオニンという栄養成分が含まれています。このメチオニンは必須

アミノ酸の1つで食品やサプリメントなどからしか摂ることが出来ません。ま

た、肌を作るたんぱく質のケラチンを生成するのに必要な栄養成分でアルコール

を摂取する事で発生する有害物質のアセトアルデヒドや老廃物などを分解し排出

してくれる働き、老廃物を流す胆汁を生成、分泌する働き、摂取した栄養を体内

でエネルギーとして扱えるものに変換し供給する働きなどの肝臓機能を肝臓の代

謝を良くすることで高める効果があるので、シラスには肝機能アップの効果があ

ります。

 

がん予防

ガンは日本人の三大死亡原因の一つとしてされていて、日本人の約三人に一人が

ガンで亡くなっています。シラスには、そんな恐ろしいガンを予防する効果があ

ります。シラスに含まれるセレンには強い抗酸化作用があり、若返りのビタミン

で知られるビタミンEのなんと約60倍以上になると言われています。この抗酸

化作用にガンの原因物質である増えすぎてしまった活性酸素を除去し抑制する効

果があるので、シラスにはガンを予防する効果があります。

 

精神安定効果

感情に関係しているといわれる神経伝達物質セロトニンノルアドレナリン

ドーパミンなどがありますが、これらに大きく影響を及ぼすのが、シラスに含ま

れるナイアシンという栄養素です。ナイアシンが不足状態になってしまうと、幸

福ホルモンでもあるセロトニンが減っていくため、目に見えない不安に怯えて身

動きが取れなくなってしまったり、動悸が激しくなったり、鬱の症状が悪化する

などの精神が不安定な状態になってしまいますが、シラスにはナイアシンが含ま

れているので精神を安定させる効果があります。また、イライラしている時など

に神経を安定させてストレスを和らげてくれるカルシウムや鬱の症状に効果があ

EPA(エイコサペンタエン酸)、メチオニンが含まれていることからもシラスは

精神を安定させるのに良いと言えるでしょう。

 

最後に

今回はシラスに含まれる栄養と健康効果についてお伝えしました。しらす干しは

美味しいので食べすぎてしまいますが、意外と塩分が多めの食材なので食べ過ぎ

には注意しましょう。また、塩(ナトリウム)を排出する効果のあるカリウムを含

む食材と食べるといいかもしれませんね。